マグネシウムと健康 その4
「マグネシウム不足が鬱病の本当の理由」
昔から 鬱病は 確かに存在していました。 夏目漱石や太宰治は鬱病を
患っていましたし、 精神的な苦悩やストレスは 脳の神経回路に異常を
もたらすこともまた事実です。 現代精神医学は その脳の神経異常の原因は
いわゆる 脳内ホルモンである セロトニンやノルアドレナリンの不足であると
仮説を立てて、 SSRIや SNRIという抗うつ剤で克服しようと試みています。
しかし、現実はその 抗うつ剤で 完治(寛解と呼びますが)した例は
思いのほか少なく、 精神科の治療の限界も露呈しつつあります。
現代人はストレスにまみれていますので、 ますます鬱病は増加傾向にありますが 果たして その増加傾向は 「本当にストレスが増加したから」なのでしょうか???
中には 他人からみたら ものすごいストレスや不幸にみまわれても
明るく強く生きている人も 存在します。 米国ではその セロトニン仮説を
疑問視して 他の理由を追求する動きが 最近とみに活発化しております。
そんな中、画期的研究結果が発表されました。
以下 引用します
(MAG21報告レポートより抜粋 一部コメント追加)
2006年、2010年に米国の研究者らは、マグネシウム投与によりうつ病の早期改善が図れた報告をしているので、その論文概要を以下に紹介します。
大うつ病は、不全感、落胆、活動低下、悲壮感、快感消失と悲嘆によって特徴付けられる気分障害です。これらの症状は、日常生活に悪影響を与え、時には自殺企図を起こします。
抗うつ薬は必ずしも有効ではなく、特に若い人たちの自殺者数の増加を引き起こすことが問題視されてきました。
他方、マグネシウム不足は神経疾患を生じることが知られるようになってきました。
現代人(ほぼ100%)は圧倒的なマグネシウム不足の食生活を送っています。
全粒小麦に含まれるマグネシウムのわずか16%が小麦粉に残るにとどまり
「白いパン」「白い小麦粉から作るラーメンやうどんやパスタやお好み焼き」
を日常に食し、飲用の水も 殺菌されていないミネラル天然水を
飲用する人は ほとんど存在せず、殺菌消毒された結果、マグネシウムはほとんどの飲料水の供給から除かれ、人類はマグネシウム不足に陥っています。
(なぜマグネシウムは神経細胞に重要なのか)
マグネシウムイオンは、神経型一酸化窒素産生を調節するのを助け、神経カルシウムチャネル中のカルシウムイオンの流入を調節します。マグネシウム不足では、神経細胞に必要なマグネシウムが満たされない可能性があり、うつ病の主な原因となる神経細胞の損傷を引き起こします。このことからもマグネシウム投与の効果は、神経細胞内のマグネシウム不足に起因している大うつ病に有効であると結論できます。
これらマグネシウムイオンによる神経障害は、ストレスホルモン、食事性マグネシウム摂取不足と同様に過剰な食事性カルシウム摂取(牛乳の多飲、乳製品の過度の摂取)によっても引き起こされる可能性があります。
米国の研究報告では各食事と就寝時に毎回125~300 mgのマグネシウムを摂取することで、何と!!!大うつ病からの迅速な回復(わずか7日未満で)が示されています。
マグネシウム投与は、一般的な用量でうつ病の治療に効果的であることがわかりました。これら大うつ病に関連および併発する精神疾患に含まれる外傷性脳損傷、頭痛、自殺観念、不安、神経過敏、不眠、産後うつ病、コカイン、アルコールやタバコの乱用、カルシウムに対する高感受性、短期記憶喪失及びIQ低下も改善がみられました。
過度のカルシウム、ストレスと相まってマグネシウムの食事からの摂取不足は、興奮、不安、神経過敏、錯乱、無力症、不眠、頭痛、せん妄、幻覚および過興奮性を含む他の神経系の関連する症状の多くの症例を引き起こす可能性があります。
マグネシウム不足がほとんどの大うつ病およびIQ低下を含むメンタルヘルス問題関連の要因である可能性があり、公衆衛生にとって非常に重要で、早急に検証するために更なる研究が望まれます。
精製された穀物および飲料水に生物学的に利用可能なマグネシウムを20世紀前の時代のレベルまで強化することが推奨されます。
(注: 米国では100年以上前の1日当たりのマグネシウム摂取量は400 mgで近年は250 mgと減少していると報告されています)
(以上引用終わり)
大鬱病は 現代精神医学では なかなか寛解に至ることは ありませんでした。
上記報告が 広く 世界(日本)に流布され、 日本人全員が マグネシウム不足を解消し、 3万人以上と言われる自殺者が 激減することを祈っております。
弊社は 日本のマグネシウム流通の 主要企業として
今までも そしてこれからも 日本の産業に貢献していきたいと
思っておりますが、 マグネシウムは 人体の健康にとっても(いや 産業より
もっと重要かも知れません) 必須のミネラルであると 認識しております。
弊社として、今後 真剣にマグネシウム を通じて 日本の社会貢献を
する所存ですので、 御支援宜しくお願いします
2019年2月22日