精神と肉体について 心身一如

現代社会に生きる一市民として、また日々ストレスと戦わなければならない零細企業の社長として、「大安心のもとに生きる」ためには どうしたらいいかを最近自らに問いかけております。

座禅会に出席しはじめてから 1年半、家でも毎朝しておりますが、当初「精神修行」と思っていた座禅も実は 肉体の鍛錬でないか との思いに現在は至っております。

釈迦も菩提樹の下で 座禅の結跏趺坐けっかふざをして悟りを開いたとされていますが、
それ以前には「修行」として、さまざまな肉体鍛錬(いじめ)をしておりました。

道元の進める 只管打坐しかんたざも「ひたすら坐禅する」わけで、
「不思量を思量せよ、非思量」とあり、肉体に問いかける行為と思っております。

ヨーガも結局は肉体に問いかけて、精神をコントロール(言葉が不正確ですが)するわけで、呼吸、姿勢、鍛錬などによって「心の安定」を図れます。

わが身を省みると、三井物産時代も含め、仕事、仕事(精神活動)に明け暮れ、
心が常に現在になく、過去(反省、後悔、成功体験)と将来(予測、不安、判断、戦略構築)を、行ったり来たりしておりました。まさに心身別離でした。
其の上、肉体に問いかけることも皆無に近く、
結果、出っ張った御腹、弱い足腰、ふにゃふにゃの体幹筋肉にて、頭中心の生活をして参りました。

今、48歳ですが、肉体にもっともっと問いかける必要性を感じております。

たかが坐禅の2-3柱(1柱はお線香一本の時間、30分程度)をするにも足が痺れる、背筋が伸びない、集中力が欠ける状態で、我ながらなさけなく思います。

また、最近テナーサックスのレッスンを受けていますが、それもたかが1時間のレッスンにてサックスを吹いていますが、腹筋の弱さ、呼吸法の未熟さからばてばての状態です。

そこでいまは、仕事も大事ですが、まずは心身一如を目指し、
体幹筋肉、呼吸筋を徹底的に鍛えようと思い、
ヨーガの呼吸(強い腹筋呼吸ー火の呼吸)をいま続けていますが、だいぶそれがいいように思います。

また一説には 「心の安定」にはセロトニンの分泌が欠かせなく、そのためには 坐禅、ヨーガ、水泳、それと強い腹筋呼吸(腹式(横隔膜) でなく腹筋)がよいとされています。

とりあえず、今、それを全部しております。
今年末までには、変身したスリムな(しかしがっちりとした)上島をお見せする予定です。

2005年9月5日

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